Windham Hill/Imaginary Road Studios

Windham HillとImaginary Road Studiosの音楽を紹介します

レコードの帯

最近の音楽業界に吹いているアナログ復活の風…

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上がアルファ盤、下がキャニオン盤の帯




 我が家はまだ現役なので、どこ吹く風ですが、一番困るのは高価なこと。しかも同じアルバムも昔と違って重量盤だったり(盤が重い方がテーブルの上で回っている時に安定する)音質が良くなっていたりと、食指が伸びてしまいそうな予感。

 何よりもアナログの良さはジャケットのサイズでしょうか?昔は、好きなアーティストでもないのに、興味のないアーティストにもかかわらずジャケ買いする人もいたとか… 私はそこまでお金が回らなかった(やっぱり高かった)

 ウィンダム・ヒルもやっぱりレコードサイズがいいですね。最初にキャッチコピーを考えた人のセンスはピカイチだったと思います(アルファ・レコード)。それに、日本の伝統である帯も、ジャケットの美しさを損なうことのないデザインでした。個人的には、あの透ける帯、トレーシングペーパー(だと思う)という質感が、さらにレーベルのイメージアップにつながったんだと思います。この帯こそが、日本にウィンダム・ヒル・ブームを呼び起こした原動力にもなったといっても過言ではないと思います。
 その後、アルファ・レコードからキャニオン・レコードに販売元が変わりましたが、透けた帯は踏襲されます。しかし、まったく同じデザインというわけではなく、微妙に変化がありました。個人的には、日本で最初に販売に踏み切ってくれたアルファ盤の方が好きです。ちょっとフォントが違ったり、長体率が変わったりしていますが、何といっても帯上のゆったり感が、音楽を言葉でも見ることができるようで、アルファ盤の方がウィンダム・ヒルにふさわしいかと思います(あくまでも個人の主観です)。