
SUMMER/ George Winston

日本で大ブームとなったウィンダム・ヒルの中でも、最も人気のあったのは、ピアノの詩人として大プッシュされたジョージ・ウィンストンでした。その時はすでに「三部作」として夏を除く四季のスケッチを行っていたので、次の「夏(Summer)」
は、いつかいつかと期待されていました。リリースされたのは1991年。いかにも彼らしい夏の情景が全編に溢れていました。
そしてウィンダム・ヒルといえば「ウィンター」が定番でしたが、夏をテーマに1997年から3年間で三部作を発表しました。一作ごとに作風が変わり、特に第2作はジャケットにレーベルのロゴを発見できなければウィンダム・ヒルとは気づかないほどの作風にファンは驚かされました。今回紹介する第3部は、第1作に立ち返ったように、昔からのファンが待ち望むような作風となりました。
STARS TO SHARE/ Samite

ウィルと仲の良いヴォーカリスト、サミテのウィンダム・ヒルからリリースされた唯一のソロアルバム。当然、ウィルも参加。プロデュースは、当時、ウィルの右腕だったエンジニアのコリン・ネルセン。夏になると『サマー・コレクション』と合わせて日陰の和室で、畳に寝転がって聴くのが夏の習慣。
このアルバムから『SUMMER SOLSTICE 2』へ楽曲が提供されています。リズミカルなアフロ・ミュージックという感じで、なんか暑い夏にぴったりな雰囲気を醸し出してくれます。前編そんな感じですが、ウィルの参加したOld Man's Wisdomとか、フィリップ・アーバーグとのI'll Be Strongなんて、もろウィンダム・ヒルらしさを前面に出しています。バック・ヴォーカルにパティ・キャスカート(Tuck & Patti)が相性抜群のお相手になってます。
なお、『SUMMER SOLSTICE 2』への提供は、そちらをプロデュースしているブライアン・キーン(Brian Keane)が参加している楽曲。なんか政治的な意図を感じます(笑)。
夏が来れば思い出す… SUMMER SOLSTICE a windham hill collection

レーベルの顔だった『ウィンター・コレクション』と対をなす作品集。
リリース当初はちょっと意外な感じもしましたが、すぐに思い浮かんだのが箱根彫刻の森美術館でのフリーコンサート。このアルバムは全てがニューレコーディングというのも、レーベルのポリシーを力強く感じました。
ま、そんな硬いこと考えずに、夏の茹だるような空気をカラッと切り替えてくれる音楽を楽しみましょう。夏のオープニング(って、もう随分経ってるけど…)はこれからかなー!

