Windham Hill/Imaginary Road Studios

Windham HillとImaginary Road Studiosの音楽を紹介します

HEARING VOICES

HEARING_VOICES/ Will Ackerman

 今回も漏れていたアルバムのレビューです。タイトル通り全面的に「ヴォーカル」をフューチャーした作品集です。ウィルの音楽性を反映して、ヴォーカリスト英語圏にこだわらず、様々な国籍のアーティストたちが声を披露してくれています。まだスーザン(のちのNoah Wilding)の姿はありません。前作に引き続きImaginary Road Studiosでのレコーディング。

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HEARING VOICES/ Will Ackerman

 

THE OPENING OF DOOR

THE OPENING OF DOOR/Will Ackerman(1992)

 ウィンダム・ヒルの集大成とも言えたサイトが閉鎖された関係で、そこに掲載してもらっていた自分の記事を、自分のページで復活させる作業をはじめました。今回は1990年以降のウィルのアルバムで『THE OPENING OF DOORS』です。自分のページからのレビューはなかったページです。記事自体古くなってしまっている気がしたので、アルバムを聴きながらライナーなど読んでいたら気になるアーティストがひとりいました。しかも、サウンド的にもやたら目立つ存在です。彼の名はバケットヘッドBuckethead)。洋楽を聴くリスナーならピンと来るかもしれませんが、本名をブライアン・キャロル(Brian Carroll)といい、私はガンズ・アンド・ローゼス(Guns' N Roses)のステージで初見でした。ケンタッキー・フライドチキンのバスケットを帽子代わりに、真っ白いオペラ座の怪人のようなマスクをして表情が一切分からない風貌… そんなアーティストがこのアルバムに参加していたなんて、ちょっとした驚きでした。

 しかし、当時のウィンダム・ヒルは良質の音楽を作るというコンセプトのもと、世間ではまだ知られていない新人を、採算を考えることなく紹介していたから、どういう経緯かは大した問題ではないのかもしれません(と〜っても気になりますけど)。そんな一人にブルース・ホーンスビー(Bruce Hornsby)もいましたね。

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THE OPENING OF DOORS

 

ページ閉鎖のお知らせ

数少ないウィンダム・ヒルに関するファン・ページが閉鎖中となっています。

http://www.sky.sannet.ne.jp/k-shimizu/WH/index.html

→2003年より開設し、私も微力ながら協力させていただいておりましたウィンダム・ヒルを紹介するファンで作るページでしたが、閉鎖されていることに気づいたのは12月に入ってから。管理人さんと連絡が取れ、プロバイダ都合による閉鎖を余儀なく決断したとのことでした。残念ながらここに紹介させていただきました。

 

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Windham Hill Records

そしてもうひとつ、空日和さんのブログ「丘の上の音」もプロバイダ都合による一時閉鎖(実は最初に気づいたのはこちらのサイトです)、URLなど変更して再開しております。

http://onthehillsound.blogspot.jp/

→現在は下記のURLにて継続とのことでした。

https://note.com/windhamhill/n/nbd71704ba4fd

また、「空日和」さんのページにて「ウィンダム・ヒル・サポーターズ・クラブ」が立ち上がっております。ファンの皆様、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

 

FOXING HOUR/ KoMaGa Trio

 2014年のDeManiaのメンバーがDe Grassiから日本人ハーピスト古佐小基史に代わってKoMaGoというニュー・バンドが結成、デビュー・アルバムがリリースされます。

 

harpmusician.com

古佐小基史:ハープ
マイケル・マンリング:フレットレス・ベース
クリス・ガルシア:パーカッション
FOXING HOUR

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FOXING HOUR

 国内盤はラッツパック・レコード株式会社よりリリースされます。
(2021年1月予定)

 

www.ratspack.com

LIGHT OF THE SUN/ Paul Winter

ニューアルバムのお知らせです。

CDとデジタル配信と二種によるリリースです。
オレンジがデジタル配信、水色が国内盤CDのジャケットです。
国内盤はCDとしても発売されるので、
ぜひみなさん国内盤CDを購入しましょう!(笑)

lmj.thebase.in

 

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LIGHT OF THE SUN/Paul Winter

 

なお、ニューアルバムリリースに伴うコンサートも企画されています。

以下を参考にして下さい。

 

 

 

https://paulwinter.com/earth-music/

paulwinter.com

Windham Hill Re-issues

 ウィンダム・ヒル・レコードからリリースされたアルバムのうち、幾つかはリ・イシュー盤として再リリースされています。中には版権の理由から、レーベルの顔でもあったジャケットが差し替えられるというクラシックでは良くある現象が、ウィンダム・ヒルでも行なわれています。
 最近ではAdventure Musicが2015年からリ・イシューを行なってくれています。

TIDELINE/ Darol Anger & Barbara Higbie(AM1095 2)
CHIAROSCURO/ Mike Marshall & Darol Anger(AM1096 2)
SIGN LANGUAGE/ Montreaux(AM1097 2)
LIVE AT MONTREAUX/ Montreaux(AM1098 2)
UNUSUAL WEATHER/ Mickael Manring(AM1099 2)

このリストを見ると、一つの流れが見えて来ますねぇ。

 

 このリ・イシュー盤とは別に、シャドウファックスの1stアルバム『WATERCOURSE WAY』も、昨年2019年に日本独自の紙ジャケットでリ・イシューされていますが、これはかなりのお得盤です(1976年のオリジナル盤と1985年のウィンダム・ヒル盤の2枚組)。

 

 ジョージ・ウィンストンも早くからリ・イシュー盤をリリースしてくれていますが、こちらMUSIC CAMPから。

AUTUMN
WINTER INTO SPRING
DECEMBER
PLAINS

DECEMBERはジャケットから白枠がなくなって、もっとも印象が変わった一枚でした。

 

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Windham Hill Reissue

 

THE BRIDGE/ Alex de Grassi

 ウィンダム・ヒルではウィリアム・アッカーマンと並ぶ看板ギタリストだったアレックス・デ・グラッシ。ここ最近はギター・ワーク・ショップなんかでビデオに出たりしていましたが、17年ぶりの新作。アコギ1本による久しぶりのニューアルバムです。手持ちのアルバムでは、2006年のマイケル・マンリングらとのアンサンブルDEMANIA以来です。

 

Produced by Alex de Grassi
Recorded by Leslie Ann Jones
Mixed by Steven Miller
Mastered by Gavin Lurrsen

 

ミキサーには懐かしいSteven Millerの名前がクレジットされています。

 

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The Bridge/ Alex de Grassi

 

www.degrassi.com