Windham Hill/Imaginary Road Studios

Windham HillとImaginary Road Studiosの音楽を紹介します

ANOTHER PLACE AND TIME.../ Heidi Anne Breyer

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ANOTHER PLACE AND TIME.../ Heidi Anne Breyer

 本人にとっては2ndとなるアルバム。プロデューサーのアッカーマンも2曲で参加していますが、1曲はウィルのオリジナルで『IMAGINARY ROAD』収録のカバー。もう1曲は共作しています。David CullenCharlie Bisharatなど、ウィンダム・ヒルからのアーティストも参加。

ANOTHER PLACE AND TIME.../ Heidi Anne Breyer

Produced by Will Ackerman.
Engineered, Mixed and Mastered by Corin Nelsen.
Recorded at Imaginary Road Studios, Windham Country, VT.
And at 4th Street Recording, Santa Monica, CA.

SACRED LOVE/ Shambhu

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SACRED LOVE/ Shambhu

 サンスクリッド名に"Source of Happiness"という意味を持つShambhu(シャンブーと発音するようです)。そのためかジャケットにも、そうしたインド的な雰囲気が漂ってい ます。そうした感覚だけで耳を澄ましていたら、デビュー前のTodd Bostonの名前がクレジットされていることに気づきました。しかも奏でているのがインドの伝統楽器であるSarod。シタールによく似ています。
 アルバムはアコースティック・ギターが主役のモダン・ジャズのようなサウンド。ゲスト・ミュージシャンの名前を見ると、常連のEugene Friesen, Jill Haley, Jeff Osterあたりはいつも通りなのですが、Todd Boston,Rocky Fretzあたりは珍しいと思います。また、1曲だけですがMichael Manringも参加しています。面白いのは♪Nirab Amareでしょうか?スタジオを取り巻く自然の環境音をエフェクトに使用しています。ウィルの2nd『IT TAKES A YEAR』を思い出します。

 

SACRED LOVE / Shambhu
Produced by Will Ackerman and Shambhu.
Mixed and Engineered by Corin Nelsen.
Recorded at Imaginary Road Studios, VT.

LONGING FOR HOME / Peter Jennison

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LONGING FOR HOME/ Peter Jennison

 このアルバムの主人公であるPeter Jennisonは、イラク戦争でヘリコプターのパイロットを経験したという異色(?)アーティストです。そんな経験が作曲に、演奏に影響を与えている今 回のアルバムでは、そのテーマがズバリ戦争。平和ぼけの日本人にとって、ピンと来ない状況であるだけに、私自身うまく書く(表現)することができません。

 

LONGING FOR HOME / Peter Jennison

Produced by Will Ackerman.
Recorded, Mixed, Mastered by Corin Nelsen.
Recorded at Imaginary Road Studios, VT.

ARRIVAL/ Devin Rice & Erin Aas

 Imaginary Road Studiosの作品としては珍しいスタイルのアーティストによるレコーディングです。ジャケットも今までにはない感じの雰囲気を持っているので、かえって新鮮(最初にインフォメーションを知ったときは、本当にウィルがプロデュースしているのだろーか? などと心配してしまいました)でした。
 
メインはデヴィンのギターとエリンのギター。そしてデヴィンはギターの他にも(当初はこの楽器とのデュオだと思っていました)ピアノとベースに持ち替えて、ミュージシャンとして器用なところを披露しています。

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ARRIVAL/ Devin Rice & Erin Aas

 

JUST THIS SIDE OF SPRING / Ann Sweeten

 暑さ寒さも彼岸まで、と言いますが、本日関東地方は雪が降ってます。積もるほどではないにしろ、庭はうっすらと雪化粧。

 そんな日に取り出したのはImaginary Road Studiosでの2ndになるAnn Sweetenの2009年の一枚です。スタジオでおなじみのアーティストは誰も参加していませんが、Willがゲストでギターを奏でています。

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JUST THIS SIDE OF SPRING / Ann Sweeten

JUST THIS SIDE OF SPRING / Ann Sweeten

Produced by Will Ackerman and Ann Sweeten.
Engineer, Mixing: Corin Nelsen.
Recorded at Imaginary Road Studio, VT.

BLUE DREAM/ Fiona Joy Hawkins

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BLUE DREAM/ Fiona Joy Hawkins

 ぜひともサラウンド(SACD 5.1ch)で聴きたいアルバム。Imaginary Road StudiosでレコーディングされたFionaのアルバムは、このアルバム以降必ずと言っていいほどSACDでのオーディオ・ファイル盤も併せてリリースされています。

 このアルバムは、それぞれの曲が独立したピースというよりは、映画を観ているようなコンセプトを持った性格のようです。物語の進行があるような雰囲気を持っています。

 

BLUE DREAM/ Fiona Joy Hawkins
Produced by Will Ackerman.
Engineered, Mixed and
Mastered by Corin Nelsen.
Recorded at Imaginary Road Studio(Dummerston, VT) and The Village Recorder(LA, CA)

 

tupichan.net

 

CHASING TORNADOES / Patrick Gorman

 

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CHASING TORNADOES / Patrick Gorman

 前作のデビューアルバムから5年ぶりとなる2nd。これまでの活動で、他流試合では主役のピアノを奏でるよりは、パーカッションでの活動が多かったので、今回はアンサンブルになっているのかと思っていましたが、やはり彼はピアノが好きなのでしょう。9' Steinway CD327 Concert Grand Piano。 スタジオのピアノは独自の音世界を聴かせてくれます。
 マイナー調な曲が多く、決してコマーシャルな感じはありませんが、その音の一粒一粒からは光と影、風や雨といった風景を 創り出す重要な自然界の息吹を感じさせてくれます。自然界のざわめきが、メロディアスに聞こえないからといって、森のざわめきや川のせせらぎが、耳障りな 音に感じないのと同じで、パトリックのピアノはリスナーの五感に、とても心地よく染み込んできます。


CHASING TORNADOES / Patrick Gorman
Produced by Will Ackerman.
Engineered, Mixed and
Mastered by Corin Nelson.
Recorded at Imaginary Road Studios, VT.