LONGING FOR HOME / Peter Jennison
このアルバムの主人公であるPeter Jennisonは、イラク戦争でヘリコプターのパイロットを経験したという異色(?)アーティストです。そんな経験が作曲に、演奏に影響を与えている今 回のアルバムでは、そのテーマがズバリ戦争。平和ぼけの日本人にとって、ピンと来ない状況であるだけに、私自身うまく書く(表現)することができません。
LONGING FOR HOME / Peter Jennison
Produced by Will Ackerman.
Recorded, Mixed, Mastered by Corin Nelsen.
Recorded at Imaginary Road Studios, VT.
ARRIVAL/ Devin Rice & Erin Aas
Imaginary Road Studiosの作品としては珍しいスタイルのアーティストによるレコーディングです。ジャケットも今までにはない感じの雰囲気を持っているので、かえって新鮮(最初にインフォメーションを知ったときは、本当にウィルがプロデュースしているのだろーか? などと心配してしまいました)でした。
メインはデヴィンのギターとエリンのギター。そしてデヴィンはギターの他にも(当初はこの楽器とのデュオだと思っていました)ピアノとベースに持ち替えて、ミュージシャンとして器用なところを披露しています。
JUST THIS SIDE OF SPRING / Ann Sweeten
暑さ寒さも彼岸まで、と言いますが、本日関東地方は雪が降ってます。積もるほどではないにしろ、庭はうっすらと雪化粧。
そんな日に取り出したのはImaginary Road Studiosでの2ndになるAnn Sweetenの2009年の一枚です。スタジオでおなじみのアーティストは誰も参加していませんが、Willがゲストでギターを奏でています。
JUST THIS SIDE OF SPRING / Ann Sweeten
Produced by Will Ackerman and Ann Sweeten.
Engineer, Mixing: Corin Nelsen.
Recorded at Imaginary Road Studio, VT.
BLUE DREAM/ Fiona Joy Hawkins
ぜひともサラウンド(SACD 5.1ch)で聴きたいアルバム。Imaginary Road StudiosでレコーディングされたFionaのアルバムは、このアルバム以降必ずと言っていいほどSACDでのオーディオ・ファイル盤も併せてリリースされています。
このアルバムは、それぞれの曲が独立したピースというよりは、映画を観ているようなコンセプトを持った性格のようです。物語の進行があるような雰囲気を持っています。
BLUE DREAM/ Fiona Joy Hawkins
Produced by Will Ackerman.
Engineered, Mixed and Mastered by Corin Nelsen.
Recorded at Imaginary Road Studio(Dummerston, VT) and The Village Recorder(LA, CA)
CHASING TORNADOES / Patrick Gorman
前作のデビューアルバムから5年ぶりとなる2nd。これまでの活動で、他流試合では主役のピアノを奏でるよりは、パーカッションでの活動が多かったので、今回はアンサンブルになっているのかと思っていましたが、やはり彼はピアノが好きなのでしょう。9' Steinway CD327 Concert Grand Piano。 スタジオのピアノは独自の音世界を聴かせてくれます。
マイナー調な曲が多く、決してコマーシャルな感じはありませんが、その音の一粒一粒からは光と影、風や雨といった風景を 創り出す重要な自然界の息吹を感じさせてくれます。自然界のざわめきが、メロディアスに聞こえないからといって、森のざわめきや川のせせらぎが、耳障りな 音に感じないのと同じで、パトリックのピアノはリスナーの五感に、とても心地よく染み込んできます。
CHASING TORNADOES / Patrick Gorman
Produced by Will Ackerman.
Engineered, Mixed and Mastered by Corin Nelson.
Recorded at Imaginary Road Studios, VT.
Robert Walling (2009)
Imaginary Road Studiosの初期の作品で、全10曲がレコーディングされながら、結局日の目を見たのは1曲のみ。その曲はAdam Warnerが総合プロデュースをした『WOODWONGS』の中に収録されています。WillとNoahが参加しているシンプルな楽曲ですが、Windham Hillの流れを汲むゆったりとしたサウンドに酔いしれます(ちなみにこのアルバムには、ミュージシャン活動を止めてしまったDaniel Hechtの参加がビッグ・サプライズでした)。
Robertを知ったのは、2006年ごろ、Will Ackermanがプロデュースしている作品をネット上でサーチしている時に出会いました。こちらからアプローチをしているうちに、アルバムの制作途中にあることや、来週はスタジオでミックスダウンだ、なとど情報を送ってきてくれました。そのうちFacebookというツールでやりとしようという要望があって、私もFacebookを使うようになりました。
そうこうしているうちに「日本に変わったヤツがいるんだぜ!」見たいなノリでRobertから聞きつけたアーティストからメールが届くようになり(いわゆる「友だち」)。おもしろがってくれたのはJeff OsterやDamon Buxton、Rocky Rretzでした。
そんなきっかけを作ってくれたのがRobertだったのですが、あれからすでに10年以上が経過してしまいました。未だにアルバムが出る気配はありません(時々はCorin Nelsonとつるんで演奏しているようですが)。
HERE ALL ALONG / Rory Sullivan
HERE ALL ALONG / Rory Sullivan
Produced by Will Ackerman.
Recorded, Mastered by Corin Nelson.
Recorded at Imaginary Road Studios, Windham Country,Vermont.
抜けの良いアコースティックギターのカッティングとヴォーカル。透明感のあるサウンドにウィンダム・ヒル・メイツが参加してアンサンブルを奏でています。2009年はヴォーカル録りが多いのでしょうか?なんとなく「アメリカンアイドル」にでも出てきそうな青年という感じのミュージシャンですが、 アメリカの懐の広さを感じる一人です。
ポール・マッカートニーバンドのメンバー(Steve Holley)や、T Bone Wolkというリズム隊がバンドをしっかりと支えています。