Windham Hill/Imaginary Road Studios

Windham HillとImaginary Road Studiosの音楽を紹介します

WOODSONGS

 

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WOODSONGS

 このアルバムをアッカーマンは1985年にリリースされた『WINDHAM HILL RECORDS GUITAR SAMPLER』と同じくユニークで重要な作品であるとコメントしていますが、その曲目を見て思わず唸ってしまいました。私が注目したのは、当然アッカー マンが2004年の『RETURNING』以降初めてアーティストとしてクレジットされたこと。それからおよそ25年ぶりにギタリストとして名を登場させ たダニエル・ヘクトや、アレックス・デ・グラッシ、マイケル・マンリング、ユージン・フリーゼン、デヴィッド・キュレン(後者三人はゲスト参加)といった ウィンダム・ヒル・アーティストたちが参加していること。そしてアッカーマンが自身のスタジオImaginary Road Studiosでレコーディングしたアーティストたちが多数含まれていることでした

WOODSONGS

BRIDGING TEXTURES/ Jim Hudak

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BRIDGING TEXTURES/ Jim Hudak

 Imaginary Road Studios作品としては異色の ジャケット(笑)。ウィルとジムの共同プロデュース。しかし、中身はフィリップ・アーバーグに音色の似た、アメリカの心を感じるサウンドを聞かせてくれたので安心しました(笑)。アーバーグがブ ルースなら、ジム・ヒューダックはスウィング系のジャズといったところでしょうか? どちらもアメリカの土壌の生活の中から生み出された音楽ではなかったでしょうか?だからというわけでもないでしょうが、両者には共通するところがたくさんあるように思いました。

 

BRIDGING TEXTURES/ Jim Hudak

Produced by Will Ackerman &Jim Hudak.
Engineer by Corin Nelsen, Taylor Barefoot, Steve Savage, Masaki Liu.
Recorded at Imaginary Road Studios, Windham Country, Vermont,
Lasmedanos College, Pittsburg, CA,
The Rumpus Room - South, Sanfrancisco, CA,
One Way Studio, Benicia, CA.

WHISPERINGS AT NIGHTFALL/ Robert Linton

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WHISPERINGS AT NIGHTFALL/ Robert Linton

 ロバートにとって3作目となるアルバム。アッカーマン率いるウィンダム・ヒルの面々が同窓会的に参加するようになったのは、このアルバム辺りからではないでしょうか? それまではせいぜい1〜2名程度が名を連ねていたぐらいですから。ウィルとコリンの共同プロデュース(コリンとはこのあとも共同でアルバム作りを続けています)。ガット弦のギターが、静かな夜の静寂に奏でられているようです。

 

WHISPERINGS AT NIGHTFALL/ Robert Linton
Produced by Will Ackerman & Corin Nelsen.
Engineer, Mastering by Corin Nelsen.
Recorded at Imaginary Road Studios.

RELEASED/ Jeff Oster

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RELEASED/ Jeff Oster


【AT LAST】という4曲入りのミニアルバムが発展して5曲追加収録され、アルバムタイトルを変更してリリースされたのがこのアルバムです。 アッカーマンのギター、アーバーグのキーボード、ビシャラットのヴァイオリン。が参加。マーク・アイシャムやポール・マッキャンドレスなど笛系または、シンセ 系が好きな人にはお薦め。“At Last”は、アッカーマンとの共作で2005 Independent Music AwardにおいてBest New Age Songを授賞、アルバムも2005 NAR Lifestyle Music AwardsにおいてAlbum of the Yearを授賞しています。

 

RELEASED/ Jeff Oster

Produced by Will Ackerman.
Mastered by Gene Grimaldi.
Recorded at Imaginary Road Studios.

2005 Jeff Oster

ALLURE OF SANCTUARY/ Karen Marie Garrett

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ALLURE OF SANCTUARY/ Karen Marie Garrett


 まだImaginary Road Studiosが完成していなかった時期に制作されたのか、レコーディングはSkywalker Sound Studiosで行なわれています。ピアノ・ソロの他、ミスター・チェロマンことEugen Friesenとの共作が2曲(2、11)。クレジットこそされていませんがイングリッシュ・ホーンのJill Haley、そしてのちにウィルの奥様となるSusan Whittleのヴォーカルがタイトルトラックとして収録されています。

 

ALLURE OF SANCTUARY/ Karen Marie Garrett
Produced by Will Ackerman.
Mixing by Will Ackerman and Corin Nlesen at Imaginary Road Studios.
Engineered and Mastered: Corin Nelsen.
Recorded at Skywalker Sound Studios.

THE VOICE/ Stanton Lanier

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THE VOICE / Stanton Lanier

 Jim Brickmanのように歌があり、ハーモニーを聴かせてくれるメロディメーカー。すでにこのアルバムをリリースする以前から活動をしているベテランピアニスト。この作品からウィルは5作続けて関わることになります。これはその入り口になった作品。ウィルの奥様Noah Wilding、ウィンダム・ヒルからの盟友Eugene Friesenが2曲ずつ参加して表情を豊かにしてくれています。

 

THE VOICE / Stanton Lanier
Produced by Will Ackerman.
Engineer, Mixing: Corin Nelson.
Recorded at George Lucas Skywalker Sound Studio. Additional recording at Imaginary Road Studios.