Windham Hill/Imaginary Road Studios

Windham HillとImaginary Road Studiosの音楽を紹介します

STICKS & STONES/ Rob Eberhard Young

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STICK AND STONE/ Rob Eberhard Young

 イマジナリー・ロード・レーベルからのデビューアルバムであるにもかかわらず(本人にとっては2nd)ジャケットにタイトルも、アーティスト名もクレジットされていないという破格な扱いと思えるアルバム。マイケル・ヘッジス(ウィルは第二のマイケルを想定していた)、やマイケル・マンリング、そしてウィルとの共演も、期待が大きかったことを伺えます。ウィルとはこのアルバム以外にも、同レーベルから編まれたウィンターものでも共演しています。アコギでアグレッシブ。ヘッジスに影響を受けたフォロワーたちがそろそろ出現してきた、その一番手として強烈なインパクトを残してくれました。

 

http://tupichan.net/WindhamHill/ImaginaryRoad/STICK_AND_STONE.html

RUBY SHOES/ Louise Taylor(1996)

 このアルバムも前回のFrank Tedessoと同じく、イマジナリー・ロード・スタジオ初期の作品です。面白いことに、2作続けてヴォーカルを手がけています。ただし、Frankは弾き語り、今作は3ピースバンドに、スタジオの面々が絡むというスタイル。特に白眉の一曲は、フィリップ・アーバーグが伴奏を務めているLaura。非常に美しい楽曲で、ここに眠らせておくにはもったいない。

 

http://tupichan.net/WindhamHill/ImaginaryRoad/RUBY_SHOES.html

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RUBY SHOES/ Louise Taylor

 

SONGS FROM EINSTEIN'S VIOLIN / Frank Tedesso

 ウィル・アッカーマンがウィンダム・ヒルの後に設立した新しいレーベル、イマジナリー・ロードからリリースされた数少ない作品。ギター一本というシンプルなスタイルに、つぶやくようなヴォーカルは、そっと心の中をのぞくようなサウンド

 

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SONGS FROM EINSTEIN'S VIOLIN / Frank Tedesso

SONGS FROM EINSTEIN'S VIOLIN / Frank Tedesso

HOW IT HAPPEND/Tom Eaton

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HOW IT HAPPEND/ Tom Eaton


01.Ice
02. An Unexpected Opening
03. MK, And How It Happened
04. The Slow River
05. Later, At Night, By The Lake
06. Genezen
07. The Fog And The Lifting
08. Until Her Eyelids Flutter Open

 Imaginary Road StudioのエンジニアであるTom Eatonは、マルチプレイヤーというもう一つの顔を持っていて、アーティストとしてソロアルバムを何枚も制作しています。これまでに彼が手掛けてきたプロデュースやエンジニアなどを通じて見えてくる顔は、ウィルの右腕、ウィンダム・ヒルを彷彿とさせる、アコースティック主体なサウンドを得意とするエンジニアといった顔を見せてくれていますが、ソロ・アーティストとしての彼は、必ずしもアコースティック・サウンドに偏っているわけではなく、ブライアン・イーノマーク・アイシャムティム・ストーリーといったクリエイターのような、アンビエント・ミュージックに近い作風です。

THE GOLDEN AGE/ Damon Buxton

Damon Buxtonのアルバム。
いつも彼はメッセージとイラストを添えて送ってくれます。
彼の温かい心が音楽に、メッセージにあふれています。

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THE GOLDEN AGE/ Damon Buxton

01. Mistral
02. A Song For Mimi
03. Saint Charles Place
04. The Golden Age
05. Nightngale
06. Confidant(Cassie's Song)
07. Tangier
08. Returning(For Ash)
09. Forge
10. Vespa Capri
11. Hot Sand On My Feet
12. Two By Two
13. Confidant(Reprise)
14. Celestial Spheres

個人的には全曲好きなのですが、
特にラストに収められている「天球」という意味の
Celestial Spheresなんて
星のソムリエ的には一番注目する曲ですね〜 ☆

FOUR GUITARS

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FOUR GUITARS, Will, Vin, Todd, Trevor


 最初にこのメンバー表(笑)を見たときはステージのインフォメーション家と思っていましたが、写真をよく見てみるとトリミングは真四角… あれ? これはCDジャケット? というところからニューアルバムだったことが判明。4人のギタリストという名のアルバムに名を連ねているのは以下の面々…
Will Ackerman
Vin Downes
Todd Mosby
Trevor Gordon Hall

 いずれもImaginary Road Studioでレコーディングしているメンバーたち。この4人のギタリストがセッションを行なったのがこのアルバム。すべてニュー・レコーディング。選曲の中にはウィルの名曲も含まれており、ニュー・カマーたちとのデュオなどのアンサンブルは新鮮。

 

01. August Light
/ Todd Mosby, Vin Downes, Trevor Gordon Hall & Will Ackerman
02. The Blue Hour
/ Trevor Gordon Hall, Vin Downes & Will Ackerman
03. Dolphin Song
/ Todd Mosby, Trevor Gordon Hall & Will Ackerman
04. The Impending Death of the Virgin Spirit
/ Will Ackerman
05. Dark Blue Wind
/ Vin Downes
06. Departure
/ Vin Downes & Trevor Gordon Hall
07. Unconditional
/ Will Ackerman & Trevor Gordon Hall
08. Hawk Circle
/ Will Ackerman, Vin Downes, Todd Mosby & Trevor Gordon Hall
09. The Meeting at the Window
/ Trevor Gordon Hall
10. Joanna
/ Todd Mosby
11. What Strangers Are These
/ Will Ackerman & Vin Downes

 

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FOUR GUITARS - Will Ackerman, Vin Downes, Todd Mosby, Trevor Gordon Hall

 

George Winston ニュー・アルバム

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RESTLESS WIND/ George Winston


ジョージ・ウィンストンのニューアルバムが国内発売されます。

01. Autumn Wind (Pixie #11)(George Winston)
02.
Judge, Judge (George Brooks, 1927)
03.
A Change Is Gonna Come (Sam Cooke, 1963)
04.
Summertime (George Gershwin, Ira Gershwin, Dubose Edwin Heyward, 1935)
05.
Canción Mixteca (Immigrant’s Lament) (José López Alavez, 1915)
06.
The Good Earth (Jimmy Wisner, 1962)
07.
For What It’s Worth (Stephen Stills, 1967)
08.
Medley: Muskrat Ramble/ I Feel Like I’m Fixin’ To Die Rag/ Stop The Bleeding (Edwin (Kid) Ory, 1921/ Country Joe McDonald, 1965/ George Winston)
09.
The Times Of Harvey Milk (Mark Isham, 1984)
10.
The Unknown Soldier (Jim Morrison, Ray Manzarek, Robby Krieger, John Densmore 1968)
11.
The Wayward Wind (Stanley Lebowsky, Herb Newman, 1956)

 

 2017年の前作『SPRING CAROUSEL』以来の15作目。プロデュースは本人とHoward Johnstonの共同プロデュースです。昨年11月、ジョージがコンサートの合間を縫ってウィル・アッカーマンのスタジオ(Imaginary Road Studio)に訪れた際のレコーディングかと思いきや違ってましたね(ちょっと期待しちゃったんですが…)。あとは、このブルースっぽいフィーリングは、予告されていた『BELOVED THE MUSIC OF PROFESSOR LONGHAIR』の改題なのだろうか… などと想像しています。それはともかく、国内発売(5/29)は大きいですね。